2012-01-01から1年間の記事一覧

鈴木清の怨霊

誰も見なかっただろうし、見た人も忘れてるだろうから、今書く。夏にやった、「桜の園」展で思った「鈴木清の怨霊」ということ。 僕らが写真学生だった頃、「鈴木清」や「渡辺兼人」は、学生の視覚を呪縛していた。 「通行人写真」と「空地写真」だ。 世の中…

盗撮せよ!

「盗撮」というが、写真とは「盗撮」じゃないかえ? そもそも太陽を盗むことが人間の目的じゃった。写真のはじまりが、ヘリオグラフィーだったことを思い起こすのじゃ。掴もうにも掴めぬ、すり寄ろうにも近寄れん、太陽への焦がれが写真のはじまりなのじゃ。…

高円寺「クロンボ」へ

高円寺へ移転再開した阿佐ヶ谷「クロンボ」へ行ってきた。 場所は、高円寺「桃太郎寿司本店」と「桃太郎寿司分店」の間だった。(前、何があったんだっけ?? 「桃太郎寿司」がもう一軒あったか??) マスター、お元気そう。 Aセットとサラダを頼んだ。この…

東京綜合写真専門学校校歌

♪ひーよしの谷に〜、つーどいしは〜 ♪しゃーしんのいーしき〜、た〜かめたる〜 ♪わーれらは、みーらいを、写す者〜 ♪わーれらは、みーらいを、拓く者。 ♪東京〜(東京!) ♪綜合〜(綜合!) ♪写真っ! 専門っ! 学ッ校〜 校歌があるという話をきいたことが…

私は死なない

「桜の園」に出した写真。日吉の元教え子たちの反応は、みんな同じ。見るなり、「ガッハッハ・・」と笑ってました。うけると嬉しいものです。 作りながら、思い浮かべてたのは、エリアス・カネッティの言葉です。 カネッティは、権力と不死を二重写しに考え…

砧公園

真夏の砧公園はいいねえ。昨日も世田谷美術館のカフェでお昼。 カスクートのサンドイッチ。 カスクートは柔らかい。淡白なスパムのようなものが挟まってた。ふむ。 屋外で食事するのは愉しい。 未明の砧公園に来てみたいと思った。 近いんだからくりゃあいい…

世田谷美術館で展示中

友人たちとのグループ展。 連日、暑い。 世田谷美術館は涼しい。 涼しいけど、油絵臭いのがつらい。 区民ギャラリーでやってるので、同時開催は世田谷の絵画グループ。奥様たち主流のグループ展。 いや、奥様旦那様の趣味って、その家の可処分所得やら不動産…

今日は搬入日

「桜の園」展、搬入日です。 見事に晴れました。 天気にはまだ見放されていないようです。 あと、ばるぼら「岡崎京子の研究」って本が面白くって面白くって面白くって。 ある意味、「マンガ研究」の訳だけど、マンガ研究たちのマンガ研究と違って、文化史の…

ホームページが消えた

ホームページが消えた。 なんでかわかんない。 「まあいいや」と放っておく。 世田谷美術館区民ギャラリーでやる「桜の園」搬入日の天気が気になる。 週間予報では、曇。前日が雨で、翌日が雨。雨の谷間の曇予報。 至って天気には強いたちで、今まで一度も搬…

ここは「桜の園」だ

ここは「桜の園」だ。 「ここ」とは、写真関係のことであり、現代美術業界のことであり、日本のことだ。 ☆ チェーホフ「桜の園」のテーマは、「もうだめ」だ。何代も続いたサクランボ農場が行き詰まり、生産を停止して数十年、とうとう経営破綻した。農場は…

「桜の園」

「桜の園」をやります。「桜の園」と言って演劇はありません、映画でもありません。写真展のタイトルが「桜の園」です。「桜の園」というタイトルのグループ展をやります。 「なぜ桜の園か?」というと、いろいろある訳です。いろいろある訳ですが、山田大輔…

1991年のノーラン・ライアン

ジョン・ケージの譜面とその演奏

ピアノ:青島広志 ソプラノ:横山美奈 (タモリ ほんこん 清水ミチコ まこと) 「タモリ倶楽部」2005年5月6日「ジョン・ケージのこれどうやって弾くの!?」 John Cage (1912-1992) こんな楽譜なのか。 しばしば、「演奏不能だろう」みたいなことを言ってる。 ケ…

Ви́шневый сад? Вишнёвый сад?

チェーホフ「桜の園」の原題は、 「Ви́шневый сад」(ヴィーシニェーヴィ・サート)なのか、 「Вишнёвый сад」(ヴィシニョーヴィ・サート)なのか問題。 最終的にチェーホフは「Вишнёвый сад」だと言っていたとスタニスラフスキーは伝えている。 К. С. Стани…

卯月妙子「人間仮免中」、そして菊地直子

卯月妙子「人間仮免中」読了。 これはすごいマンガだよなあ。 mixiの日記やらブログやらが途絶えた後の顛末。十数年振りの新作。三年がかりの製作だったようだ。 5月22日に初刷が出て、僕が持ってるのは6月1日発行の2刷だから、かなり出ている様子。 ☆ 山本…

ラップ風に

少壮の高僧の妄想が暴走。 早々に体操で焦燥を回想。 会葬の構想は愛想で通そう。

なぜかニコ動

なぜかニコ動にハマっている。 AKBより「残酷な天使のテーゼ」よりボーカロイドの曲の方がカラオケで歌われていると知ってかなりびっくり。聴いてみると確かに面白い。PVも簡単な動画なんだけど、いちいち面白い。なによりどれもこれもナンセンスソングなの…

Life Doesn’t Frighten Me

Life Doesn’t Frighten Me/Maya Angelou Shadows on the wall Noises down the hall Life doesn’t frighten me at allBad dogs barking loud Big ghosts in a cloud Life doesn’t frighten me at allMean old Mother Goose Lions on the loose They don’t fr…

モロジーニ選手が死ぬところ

Piermario Morosini collapsing during game 14 april 2012 イタリアのニュースは徹底している。 モンド映画発祥の地だもんな。

予想

予想:橋下市長はどっかの段階で条件つけて原発再稼働を容認する。国政選挙終わった辺りかな? https://twitter.com/#!/YA_DA/status/190443203537797120 ↓追記。 書き忘れたけど、予想的中。 ま、当てた人、多過ぎて、大して嬉しくもないけど。競馬で言った…

シンディー・シャーマン製作風景

Cindy Sherman filmed in 1986 from State of the Art この「State of the Art」は、http://www.illuminationsmedia.co.uk/filmstobuy/category/6/product/198/state_of_the_art.html で買えるようだ。 €39.99 Louise Machin Illuminations 19-20 Rhiedol Me…

丸田祥三全面敗訴

丸田祥三の盗作裁判、最高裁判断が出ているようだ。 ☆写真家・小林伸一郎 公式サイト 「廃墟写真著作権訴訟・最高裁判決 勝訴 平成24年2月16日」☆ 上告棄却ね。 そりゃそうだろ。 よくあんな無根拠な主張で最高裁まで粘ったよね。 小林伸一郎は、 今回の訴訟…

「横浜健保センター」やら「よしの食品工業」やら

(「2011-02-19 横浜健保センター(ラーメン屋の二階)のつづき) 「高橋紀久」検索で辿り着く人が多い様子。 調べてたら、こんなものも出て来た。 【販売業者】 有限会社よしの食品工業【運営統括責任者】 高橋 紀久【所在地】 〒220−0061 神奈川県…

チェーホフ「桜の園」

「桜の園」あらすじ: 「桜の園」と呼ばれる同族経営の農園があって、昔は羽振り良かったらしいけど、そこの当代経営陣たちがバカで贅沢で自堕落で高慢で本当にロクでもないバカばっかで、従業員も怠慢でC調で無責任で無能なクズばっかで、農園は倒産してし…

左翼総会屋雑誌の消滅、そして言葉のインフレ

で、吉本隆明らが舞台にしてた媒体って、実は商業誌じゃなかったらしい。1981年の商法改正まで「左翼系総会屋雑誌」というものがあって、そこが舞台だったようだ。写真関係には、「中平卓馬の」で有名な「現代の眼」もそう。経営者は児玉誉士夫につながるよ…

吉本隆明、 あの人やっぱり最初からうさんくさかった

話の主題は吉本隆明です。 この本を書いた時点では、吉本隆明というのは、どうもおかしいと思うけれども、何となくすっきりしない、と思っておいでの多数の読者に、すっきりしていただく機会を提供するために、あの人物の書き流すことがどれほど無茶苦茶かを…

生活の知恵

古新聞古雑誌の縛り方。 これを覚えて以来、古新聞段ボールを捨てるのが楽しい。 この調子で本も縛って捨ててしまおうか。 Tシャツのたたみ方。 「伊東家の食卓」はいろいろ有益だった。

原告Aの廃墟写真裁判

丸田祥三の廃墟写真裁判、原審の方は、66頁もある。まるまるコピーはできない。 平成21年(ワ)第451号 損害賠償等請求事件。 判決 東京都町田市〈以下略〉 原告A 訴訟代理人弁護士 野間啓 同 小倉秀夫 東京都新宿区〈以下略〉 被告B 訴訟代理人弁護士 野間自…

原告Xの廃墟写真裁判

Xは、丸田祥三。 ようやく判決文読む気になって読んだが。 こりゃやっぱり無茶な訴訟だよ。 「あの廃墟はボクが見つけたんだから他の奴は撮ってダメ!」「あそこをこっち側のこの角度から撮っていいのはボクだけ!」とか。そりゃ、無茶。 それより異様な感じ…