2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

蓮實重彦の語学教科書

(mixiから) 英語の勉強、面白くなって来た。やっぱ蓮實流の「身体を酷使する」方法が楽しい。フィジカルな部分が多くないと飽きる。 『フランス語の余白に』 INTRODUCTION この書物は、日本の大学の教養課程でフランス語をはじめて学ぶ人びを対象とした教…

NationalAnthem;”YourReign(KissMeGirlYo)”

これは気が利いてる。 音があってるし、物語にまでなってる。 あの薄気味悪い記紀歌謡的な雰囲気にもぴったりだし。女の子に「キスしておくれ」と言っているのは、誰だろう? オリュウノオバ? メリーさん? 女の子は誰だろう? 愛子姫?小さな姫は、気がふ…

ナンパとエスコート

「運動」「活動」というのは、まず「ナンパ」からはじまる。「ナンパ」からはじまり「エスコート」へ発展する。まず「誘ってみる」こと。そして相手にその気があるのなら(すなわち、あからさまな拒絶がなければ)、次の段階たる「相手を気持ち良くしてあげ…

葉巻とパイプ

船長はズボンの大きなポケットをさぐって青いハンカチ、何かはいっている麻の袋、タバコ入れ、ナイフ、磁石そして札束を取り出した。 「誰かにビールを買って来てほしいんですが。わたしをこの船室に案内してくれたあのボーイさんでもいいだが」 バンディ氏…

杉本博司=第二帝政的写真作家

☆図書館をうろついてたら、「文学界」のバックナンバーが目に入った。浅田彰による杉本博司論「写真の終わり」を読む。 なんだか退屈。複製の複製であることをもって写真の終わりって無理がない? 写真学生なら誰もが知るように浅田が「写真の痕跡性」の例と…

☆ありがたくない都合で、仕立て屋さんへ。どっかの偉い人が来てる。あとで聴いたら、高島屋のひと。この仕立て屋さんにほかの「企業」のひとが来てるのは、これで三度目? どこも大変なんだよなあと思うと同時に、「やっぱりちゃんとした人っていないんだよ…

互助と脱出

大日本帝國消滅後の在日朝鮮人のコミュニティのことを思う。国家から切り離され、いきなり国籍を喪失した人々。当たり前のような貧乏の中で生き抜くことを第一義に互助組織を立ち上げていった人々。当たり前のような貧乏の中で殺されないために国外脱出を図…

頼母子講

英姫は頼母子講の親をやることで資金を調達しようと考えた。長年つちかってきた信用と人間関係を最大限に活用して人を集め、いくつかの頼母子講の親になるのだ。小さな頼母子講から大きな頼母子講までいくつかに区分して、広く金を集める方法をとった。たと…

「ゾンビの死滅」と「はじまりのはじまり」

英会話の授業で「どんな写真を撮っているのだ?」と聴かれ、咄嗟に「まあ一言で言えば、awfulな写真を撮ってる」と答えた。咄嗟に出たawfulという単語からの連想で、living deadということが思い浮かび、「ゾンビとしての写真を扱っているからこそ、最悪な写…

全米では黒人の人口比率が七パーセントにすぎないのに

アフリカ系アメリカ人のムスリムに多いのは、牢獄でイスラームに改宗する事例である。 (・・・・・・) それにしても、刑務所が改宗者の大きな〈養魚池〉になるとは、驚くほかない。その原因の一つは、黒人社会における失業や犯罪の現状と切り離して考える…

だから関西は・・・/大竹伸朗が格好悪い

☆きらいでいやですすんで出た街のわけだけど、他郷の人にどうこう言われるとやはり腹が立つ。なぜか。「名古屋はいや」という時の名古屋という集合の中に自分も含まれるからだろう。 「湘南のひとって気楽に名古屋について悪口をいうよね。結局、湘南って石…

私たちはいつも、夢見て、夢見て、夢を見続けてきました

私たちはいつも、夢見て、夢見て、夢を見続けてきました。 (・・・・・) 生き、考え、提案し、語り、そうやって経験をつんでいきました。あっちへ行き、こっちへ行き。ご存知のように、たくさんの者たちは途中でほかのことに気をとられて脱落していきます…