「アバター3D」とか「白いタカ」とか

五月十二日

朝食

コールスローとロープロテインパスタ
コールスロー、ピーマンを切らしているので、オリーブをみじん切りにして入れてみた。美味しかった。


有楽町TOHOシネマズ 日劇で、アバター3Dを見た。
面白かった。

インディアンに同化した白人男性の話ってことだろう。植民地支配に対するこういう態度って、欧米では根付いたものなんだな、と改めて。そういえば、「ジャングル・ブック」のキプリングって、ノーベル文学賞とってるんだもんな。アバターアカデミー賞にエントリーされるのも至極真っ当な路線なのだろう。寧ろ、「3D」って辺りが、権威的な承認のためには障害になったのかもしれない。
見ていて真っ先に思い出したのは、狼に育てられた男の子の話ではなく、インディアンに同化した白人の物語「白いタカ」。インディアンに育てられた白人少年がインディアン狩人として成人し、白人文明(飲酒やら銃器やら詐欺行為やら)を拒絶しつつ、高潔な誇り高いインディアンとして生きて行く話。凄く好きな物語だったんだが、絶版で古本取引もないらしい。悲しいねえ。

映画は、森の描写が素晴らしかった。翼竜を乗りこなしての飛翔はあんまり感動しなかった。CGを使った縦移動って、スパイダーマンで見慣れちゃったからかもしんない。ロープ一本掴んでの急降下の方が、翼を使った飛行よりもスリリングだよな、そりゃ。場所が、自然界の崖の上からっていうのもあんまり馴染みのない視界だし。ビルのてっぺんから飛び落ちるとなると、日々なじんでいるから、ぞぞぞぞっとする程に怖い。
シガニー・ウィーバーっていいなあ。好きな女優。彼女がコメディー出身だってのがいまひとつわかんない。まあ、我々は「エイリアン」以後で知っている女優だから、コメディーの印象ってまるきりないんだけど。
タイタンの戦い」は、画面が薄暗くてよく見えなくて、大して飛び出なかったけど、アバターはよく飛び出た。でも見慣れて来ると飛び出なくなった。3Dって1時間くらいが限界なのかもねえ。

でも良かった。もう一度見たい。3Dで。「白いタカ」も読みたい。捨ててない筈だから、どっかにある筈だよな。

晩酌

経堂ピーコックで、カッパ巻お新香巻かんぴょう巻と野菜の煮物を買って来てワイン。経堂はワインが割高でやだな。阿佐ヶ谷柳瀬屋さんが近所にないのは痛い。西友で1200円くらいでボジョレーの型落ちが買えたしね。

さらに、茄子の揚げ浸しを追加。
酔っぱらって作ったら、油切りが不十分で、油ぎとぎとになってしまって、美味くなかった。いや、「揚げ浸し」の必要あるか? 炒めておいて、甘辛く煮れば充分な気がするんだが。



五月十三日

朝食

コールスローとジャガイモの煮浸し
ジャガイモをレンチンして、昨日の茄子を煮た煮汁(油まじり)で、煮た。美味かった。

名古屋へ。

家を7時半すぎに出て、名古屋着10時半。経堂から東京までが結構面倒。中央線環境になれちゃってるから、新宿までがとても遠く感じた。まあ、阿佐ヶ谷の方が便利なんだろねえ。

とりぱん」5巻読んだり寝たりしてるうちにすぐ名古屋。


名古屋でさくっと用事を終らせて東京へとんぼ返り。あんかけスパとか喰えないしドテとか喰えないから名古屋来るのはひたすら苦痛なだけだなあ。暑くなったら来たくないけど、8月くらいまではしばしば往復がありそう。あう。


新幹線車内で、「野菜たっぷり幕の内」。この弁当、とても好き。



五月十四日

朝食

低タンパクごはんとキムチ。
結構疲れたようだ。ぐだぐだに疲れてた。病人だよなあ、ちょっと仕事っぽいことするとものすごく疲れが来る。

洗濯したり、見れてないDVD見たり、読めてないマンガを読んだり、業者を手配して従兄の遺品を処理したりしてるうちに午後。

経堂オオゼキで買い物。長靴白衣の料理人っぽいじいさんが二三名仕入れに来てた。オオゼキの青果、良いもんねえ。安いし、変わったものも仕入れてあるし。正午すぎあたりが勝負時な様子。僕もこの時間帯に来よう。

夕食

にんにくの茎とモヤシを塩ニンニク味で炒めて低タンパクごはんにのっけて、スタミナ低たんぱく丼。
味付けが足りなかったなあ。もっと煮込まなきゃいけなかった。

醤油にんにくを常備しようかと思ってる。家で作れる「吉祥寺どんぶり」の味。自分でやれば低たんぱくも確保できるし。

明日は、お客様を呼んだ。
愉しみだねえ。なに作ろう?
1)じゃがいもの煮たの、2)ラタトゥーユは、とりあえず作るだろな。3)茄子の煮たのも作ろう。辛み大根とか気になったんだよなあ。みょうがも美味そうだったなあ。どうやって喰うんだろ? 気の置けない連中が来るので、なんかいろいろ冒険してみよ。




とりぱん(5) (ワイドKC)

とりぱん(5) (ワイドKC)







岩波少年文庫って、殆ど絶版のか? 「ジャングルブック」も「白いタカ」もない様子。「白いタカ」は、瀬田貞二訳だし、「ジャングル・ブック」は中野好夫訳。どちらもとても好きな翻訳者なんだが、21世紀には受け入れられなかったのかもなあ。寂しいねえ。

「白いタカ」の作者エリオット・アーノルドについては、Wikipediaにあった。
http://en.wikipedia.org/wiki/Elliott_Arnold
「Broken Arrow (1954)」が映画化されて、アカデミー賞を獲っているようだ。
Broken Arrow (1950 film)」。
邦題「折れた矢」。
これもインディアンの話だ。やっぱりアカデミー賞を獲り易いネタなのかもねえ。

折れた矢 [DVD] FRT-252

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「白いタカ」、アメリカでも稀少本なんだ。
$350?!  
う〜むむむむむむむ....。