娘が遊びに来た

娘が遊びに来た。



遊びに来るなり、漫画に夢中な娘であった。

新宿へ映画を見に。
コナンを見るつもりで新宿ピカデリーへ行ったら満席。「どうする?」と訊いたら、「タイタンの戦い3D」が見たいというので、予約しといて時間つぶし。

新宿御苑あたりでふらふらとひなたぼっこでもして時間つぶししようと思ってたら、とおりすがりに、娘が「猫カフェ」というものを発見(牟田さんたちの三丁目ギャラリーのある新宿Qビルの隣のビル。日高屋の上か?)。「入りたい」というので、付き合うことになった。まさか「猫カフェ」に入店する日が来ようとは思ってもみなかった。人生、どんなところに不幸が待ち受けているかわからないものだ。



別にわるかあないんだが....。狭いし、換気が悪いし、全体的なセンスが居心地の悪い空間。永福町のギャラリー「factory CORE」の方が猫と遊び易かった。別に「猫ギャラリー」って訳でもないんだろうけど。

縁側のある家で、猫とうだうだしたい。


新宿スエヒロで、ステーキ食べた。ステーキ感の薄いステーキ。移転前のスエヒロが好きだったけど。かわってしまったものは仕方がないんだが。



ここでも漫画に夢中な娘。

時間潰して、新宿ピカデリーで「タイタンの戦い」。
終わった人たちはみんな似たような感想を口にしてた。「登場人物が誰だかわかんなくなった」「肩凝った」「大して飛び出なかったよね?」等々。僕も同意。映画自体は普通によく出来てて面白かったと思うけど、別に2Dでいいんじゃないのか? 「アバター3D」みとくべきだったよなあ。まだどっかでやってるかな? 名古屋とか? アバター、見てみたくなった。

それにしても「タイタンの戦い」、映画としては、偏差値58~59程度の凡作の良作だけど、原作はいいねえ。「よく出来てる」としか言いようがないほどによく出来てる。ネタばれもなにもない定番中の定番をなんのひねりもなくそのまま使ってるんだが、ギリシア神話っていいよなあ。今更ながら感心する。
あらすじだけになったギリシア神話を見てたら、アドルノ/ホルクハイマー「啓蒙の弁証法」やらパゾリーニ「王女メディア」やらストローブ=ユイレアンティゴネー」やらの血みどろのおどろおどろしいヘレニズム文化を思い出していた。

ストローブ=ユイレパゾリーニの3D上映とかないのかな?

手拭を館内に落として拾いに帰ったら、上映後の館内はすごいことになってた。そこら中、ポップコーンでぐしゃぐしゃ。うひぃ〜〜〜〜! あんなんなるんだ.....。でもポップコーン、すごく美味しそうだったなあ。

娘は、六月に奈良京都へ修学旅行へ行くらしい。「三条境町のイノダっていうコーヒー屋へ行くといいよ」と教えといた。行くかな? あと、「京都へ修学旅行」と言えば、「パッチギ!」なので、「パッチギ」も推薦しといた。触発されてバス倒したりしたら素敵。(修学旅行生はバス倒される方か)



一緒に経堂まで帰って来て、娘を本厚木行きに乗せて、さよなら。





啓蒙の弁証法―哲学的断想 (岩波文庫)

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