人殺し承ります(30万円より)

 実際、職業殺し屋はいますから荒唐無稽な話ではありません。あるときイスラエルの政府高官が「邪魔な奴がいるんだったら殺し屋を紹介してやる」というんですよ。ハンガリーに警備保障会社の看板を掲げた殺し屋の事務所があって「安いと3000ドルでやってくれる」と。高くても10万ドルだと。

佐藤優の発言/「各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13ISBN:409179405X より )


「人ひとり=3000ドル」って国際的な実勢価格だったんだろう。
歌舞伎町で働いてた時、中国人(正確には「日本人」。「中国残留孤児」の孫っていう「山口さん」っていうおっさん。じいさんが日本人で中国で育って中国の教育大学出たっていう使えない中年。日本語、余りできず。釣り銭の計算間違うし。その上、偉そう。歌舞伎町に来る前は、大阪府警で盗聴の仕事してたと言ってた。ほんとかどうかは知らん。歌舞伎町やら新聞屋やらで誰も本当の前歴は言わないから)と喧嘩したら、「日本人に殺し頼むと500万ね。中国人、30万で殺すよ!」と言って脅されたことがある。2000年頃。
歌舞伎町の中国人に頼んでも、30万で殺すらしい。
殺すと30万ってことは、半殺しだと15万か?


ただ殺し屋に狙われる原因って、個人的な恨みも一部あるんでしょうけれども、ほぼ全て利権ですよ。
 僕が見たところロシアでは5百万ドル、つまり5億円が動くと人がひとり死ぬ、それが相場でした。
つまり邪魔者を殺しても割に合う「損益分岐点」が5億円。
 この金額が倫理面のハードルを超えさせる境界でもあるんでしょう。だから裏返すと2~3百万ドル規模のビジネスならマフィアに命まで持っていかれることはないんですよ。それから、こういった世界では必ず事前に警告があります。恨みじゃないので除去することが目的ではないですから、標的が逃げてくれればそれ構わないんです。

佐藤優の発言/「各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13ISBN:409179405X より )


歌舞伎町やら中国やらの相場はどうなんだろ? 殺しの値段が、市場価格で安定しているとしたら、倫理面のハードルである「5億円が分岐点」ってのもかわらないような気がするが。わかんない。中国は人口多くて人件費が安いから、人権も安そうだし。