写真関係的な

写真が荒野だ! 
 寂寞のデジタル砂漠に降り立つ情け無用の復讐鬼。ポスト・モダンの多声主義に立ち向かう一眼の大集合が静かにやって来る。群盗の銀塩解像度は癒しの逆アオリを撃ち殺す。非情の一撃。写真の私にとって真昼のギャングスターが立ち上がった。鋼鉄を食らえ? さすらいの遮光フィルターを用心棒につけてやろう。サボテンの1ドル貨幣は、バライタの渇きに効く無邪気な笑顔だとも言えよう。
 その時、認識の写像理論が乗り越えられるべきグリーンバーグの梯子は、その名もアヴァンギャルドキッチュ理論。写真は見えない。しかし、月は映像であり、さらなる奮起の"非-知"具合こそ、アルゼンチンに位置する木村伊兵衛賞ノミネートだった。そのことを逆に言うと失語症を呼び覚ますアウラの社会的無意識? 曰く、映像は語れない。
今ぞ火を吹く4×5のストロボライト!
レンズシャッターの咆哮がデイライトを切り裂く!
露出オーバーフォトショップレタッチをはねのける!
閃光ノ一瞬、物体ハ表象ヲ突貫セリ。

見つかった!
何が?
21世紀が!
webにとけ出す太陽が!