ひどい話だよなあ


http://www.ryutai.com/journal/kimuzuka/200704.html#26
(「カンタケ日記」経由)


ひどい話だよなあ。
警察は、警察官を守る努力すらしてないんだ。


4月26日(木) / 「町田市立てこもり事件」のヤバい内幕  (^o^) まあまあ

 先日週末、町田市であった「暴力団組員人質立てこもり」ではちょっと気になった。

 兄貴格のヤクザを射殺した後で、そいつは自宅に舞い戻り人質2人を取って立てこもったというアレである。
 こいつが篭城現場に乗り付けた乗用車の停め方、このヤサを特定して追ってきたパトカーにいきなり発砲するなど、被疑者は覚せい剤などを射っての一連の犯行だったとボクはみる(重体のため、そうした発表はない)。

 ニュースも第一報から『SITが包囲している』と伝えているが、ずいぶんと彼らも公然たる存在になったものだと思った。
 画面を眺めれば、続々と包囲網を縮める警官隊、そして特殊班。

 だんだんと、「納入業者」から「個人的な繋がり」だけへと時は移り、口にするのを自粛・遠慮していた事柄も徐々に話せるようになってきた。
 なにを隠そうあの「特殊班(Special Investigation Team)」の身体を守っている防弾ベストは、このボクの設計して納入したものである。

 CX系のニュースでは簡単に『SITとは…』なんて、ミニクローズアップをしていたが、ユニットとして目立った動きをしたのは近年では96年(だったか)の蒲田の3歳少女人質立てこもり「彩香ちゃん事件」であっただろう。
 だが、ちょうどこの頃わが作品のベストは特殊班との共同制作中で公然とは登場してこない。

 そこから完成し、『全日空機函館ハイジャック事件』『経団連立てこもり事件』、『朝日新聞社右翼総帥立てこもり自殺事件』『広島バスジャック』『麹町暴力団銃撃戦』などなどのシーンでは登場のSITが、カメラ前では隠密のうちに行動を遂げたり、また出動シーンを明らかにして警視庁広報も”極秘部隊の取り扱い方”に変化をもたらしてきた。
 それら事件では、出動した全ユニットすべての隊員が、ウチの【作品】で身を守っており壮観そのものだった。

 それらも納入してからかれこれ、もう10年が経過するだけにさすがにボクのものは減って1/5程度だったか。
 それにしても小社の製品をパクった現行品をたっぷり電波媒体で眺めさせてもらったが、「アレアレ」というような致命的設計ミスをしており、現場隊員の要望がまた二の次になって「突入部隊員への危機管理」がないがしろになっているデザインが目立った。

 ボクの設計はあくまで、現場隊員との対話や訓練に立ち合うことをベースに起こりうる致命的事態を想定してそれに耐えうるもの…とした原則に基づいて作った。
 同時に厚生省麻薬Gメンの皆さんへの「私服用インナータイプ」も納入したが、同じように現在の『敵側の態様』を訊き、現場本位に作ったものだ。

 だが、後日『警視庁でも揃えたいから』とSIT納入後にありがたいお言葉があり、納期をヤイのヤイのと急かしたうえ、それを癒着のあった業者に頼まれウチの品とそっくりのベスト(おまけにはるかに高額)を作らせて納入させた警察庁の担当「キャリア官僚のI」というおタクが今後何か不測の事態が起きても責任を持ってくれる覚悟でパクりの走狗をつとめたようだ。

 それがきっかけで捜査員に死亡事故でも起こったらこのキャリア人生は終る。体験したイキサツは全暴露して差し上げよう。(その後も官給品を納めている業者ではこうした反乱はできない)