経堂気狂い部落

昼時、三菱東京UFJ経堂支店へ行ったら、爺さんが大音声で怒鳴っていた。
銀行側の謝辞がないのだろう。怒りのボルテージは上がる一方。別室への誘導もない様子。狭苦しい店内に怒声が響き渡る。
それを尻目に銀行員たちは、にそにそにそにそと笑っている。
爺さん、埒があかないので、「ばかもん!」と怒鳴り散らしつつ退散。

入れ替わりに爺さん2号が、「振り込みカードの期限切れってどういうことだ!? そんな説明は受けとらん!」と怒鳴り込み。

窓口の係員はもたもた。 銀行引き落としの手続きに来ただけなのだが、作業を把握していない様子。中年女性だが、バイトか? もたもたしつつ、時折、へらへらと嘲笑を交える。

銀行を出て、経堂TSUTAYAへまわる。

経堂TSUTAYAではガキがギャーギャー叫びながらランニング。
目に余る。「静かにしなさい」と叱ったら、「わきゃうきゃがるーっ!」とヒスを起こして暴れ出した。母親に「どういうこと?」と問いただしたら、聴こえない振りして「帰るわよ!」とエレベーターへ向かって歩み去った。

TSUTAYAから出て、4階でかき氷を食べていると、隣の席は、ダウン症児を連れた男。ダウン症児はおとなしくラーメンを啜っていた。ラーメン喰う音だけがこちらに響いて来る。
ずーずーぴちゃぴちゃずーずーずーずるずるちゅー

灼熱の盆開け。照りつける日差し。白昼夢の中を歩む思い。