バカの時代


五月二十二日。
新宿世界堂へパレットナイフを買いに行った。なんでこんなに種類があるんだろう。なんかわかんないので、適当なのを二三本買ってみた。
レジへ行ったら、ジミー大西が会計してた。頬かぶり状に包帯撒いてた。 頭から顎にかけて縦巻きに。マンガに出て来る虫歯が腫れ上がってが頬に包帯撒いてる人。あんな感じの包帯姿。小柄な人だった。物腰やなんかはTVで見る通り。店員さんが包装してる間に(世界堂は包装に時間がかかる!)、「・・・たしかナイフがあったよな・・・」とかつぶやきながら、どっかへ行っちゃった。包装し終わったら客がいなくなってるので、店員さんが
「・・・お客さま〜?・・・」と探してた。


五月二十三日。
阿佐ヶ谷駅前の本屋へ入ったら、やけにきたねえ写真がいっぱい並んでて、「なんだこりゃ?」と思ったら、梅佳代の写真を表紙にした太宰治だった。新潮文庫のコーナーで平積みにされていた。あまりのひどさに衝撃を受けて、一瞬買いそうになった。買わなかったが。「エロ」も「グロ」も自粛となると、「ひでえ」「きたねえ」が浮上すんのだろうが。


「羞恥心」「ジミー大西」「梅佳代」・・・・。そんな時期なんだろう。



参照:
2009-04-18 「あんなもん読む気がしない」の無限連鎖
2008-06-25 頭の悪い写真展
2008-06-19 猿人類の写真展