民青、共産党、創価学会、自民党


mixiから)
七月二十九日の日記で、「田村智子」という人について書いたが、その後、急にどういうことかわかった。
早大一文→民青」というのがどうにも理解できなかったのだが、急に思い出した。

早稲田の文学部は、実は「早稲田」にはない。住所でいうと「戸山」。本部キャンパスとは離れている。歩いて3分くらい? ここは、血塗られた歴史とともに「革マル派」の拠点だった。立花隆「中核vs革マル」を読むと、70年代には深夜に自治会室でリンチ殺人とかが起こっている(僕らの頃は、その場所、ゼミとかの授業に使ってたみたい)。そんなごく近い歴史の中で人を殺してまで死守して来てる場所。とてもじゃないが、なまっちょろい「民青」なんかが活動できるような余地はなかった。
思い出したのは、「早稲田大学混声合唱団」のこと。文学部には、「混声合唱団」のメンバーが多い。理由は、文学部くらいにしか女の子がいないから、文学部で人を集めないと「女声」が足りないからだろう。
この「混声合唱団」の部室は、本部キャンパス8号館(法学部キャンパス)の地下にあった。早稲田の法学部は、早稲田の自治会の中で唯一「民青」の拠点になっていた場所。
ここまで思い出して、「なるほど」と納得。
この人は、いつも8号館地下にいて、「民青」に入って、法学部で、「学費値上げスト」に関わってたんだ、と納得。

大学卒業まで、合唱団と民青同盟、その合間の勉学という日々が続きました。勉学のほうは、残念ながら卒論のときに始めて「学んだ」と実感できたようなものです。
って書いてるもんな。文学部キャンパスとは関わらないように、歌唄って、法学部キャンパスで自治活動に精を出してたのね。なるほど。

落選議員のことをどうこう書いても仕方ないけど、もうちょっとマシな人材いないのかね? やっぱりこの人に投票できないよなあ。だって、自分の学部に関わらないように学生運動して、そのまま「民青」に就職して、90年代以後の「失われた十数年」とも関わらないままに過ごして来た人でしょ? なんでこんな人を党の候補として出すのかね。「もやい」なんかが本気で活動しているのを知るにつけ、「ダメな党だよなあ」と思う。スターリンを読みつつ。


その点、創価学会は、やはりなんのかの言って、やるべきところは抑えてるんだなあ、と感心することがある。
×××さんから聞いた話なのだが、××さんの知り合いの前科者が刑務所から出て来て、当然のように職がなかったのだそうだ。前科何犯かで、然もいい歳だから、仕事なんてない。どうしようもなくて困って、役所へ行ってみたが、門前払い。××さんも気にして時々観に行っていたら、ある時から「生活保護」が受けられるようになったそう。その手引きをしてくれたのが、創価学会だったらしいのだ。そして、その前科者氏は創価学会の集まりに顔を出すようになっていたという。
もちろん、問題の多い話なのだ。つまりは、おそらく民生委員にも役所の中にも創価学会関連の人たちがいて、優先的に創価学会関連の人たちへ「斡旋」なりなんなりをしていることが予想できるから。
しかし、いいんじゃないか、と思う。「いいんじゃないか」と。
それが、宗教的布教活動と不透明なつながりをしていようが、「やるべきこと」として生活困窮者の救済活動になっているのだから。もともと「みんなで金持ちになろう!」という趣旨のことが、二代目教祖の時から言われていた宗旨なのだし、問題の多い「方便」を使いながらも、信徒だけには具体的な救済を融通している。その辺りだけはクリアしているのだから、「宗教だ!」と意味ない指弾をすることには、ほんとうに意味ない。生活に困窮している初老の前科持ちの失業者を発見して、「生活保護」と「一般人との交流」を用意した。これぐらいの成果をあげていれば、それはそれで「いいんじゃないか」と。
民主党」は間違っても「生活保護」を斡旋してくれたりはしない。そりゃ、当人たちは「公明党」もしくは「公明党推薦」に投票する。「集票マシン」と化して選挙活動もする。「すべき」だから。(同様にして、特に蓮華経を信奉する気のない僕は、投票しない。「生活保護」が必要になった時は他の「方便」で闘い取ってみせる)

有名な話だが、マルクスは、「宗教はアヘンだ」と書き付けている。しかし、マルクスは、「アヘンだからやめろ」という主旨とともに、「アヘンが必要になるってことは、アヘンが必要とされるような社会があるからだ、アヘンが必要とされないような社会になるまではアヘンはなくならない」という認識を書き記している。
マリファナだスピードだに手を出して、やりすごさねば、やってられない実情がある。パリサイ派的に「麻薬はやらない! だって法律で禁止されているんだもん!」と言い張って、頭をおかしくする方を選ぶか、「まあ、大した害はないんだから」と言って麻薬を取るか。その辺は趣味の問題だろう。



自民党内から「郵政民営化法案凍結」案が出てるらしい。
やるねえ!
自民党案に「快哉!」をあげることなんてないんだけど、これは嬉しい。この辺りがあの「党」の強みなんだろう。
(今、書留が来た。配達の人が「かもメール」のセールスをしていった。民営化ってそういうことだよね。止めてくれよ。ゆうパックは新聞屋が配達してたし。僕は顔見知りだったからこっちはさすがにセールスしていかなかった。新聞屋にゆうパックの配達で立ち入られたら、たまったもんじゃない。誰だよ? 「郵政民営化」に熱狂的に賛成した奴! 郵便局を返せ!)

間違い:070809
この日記を書いている途中で耳にした朝7時のNHKラジオニュースで言っていた気がしたのだが・・・・。
自民党の一部が国民新党と連携して」と言っていた気がしたのだが、「民主党国民新党と連携して」の聴き間違いだったようだ。
ちぇっ