原発事故についての不安メモ


(スティーヴン・クロール/カイアンダーズ・センブラー「反原発現代書館 1981)

福島第一原発事故原子力開発の歴史上、最も深刻なレベルにあると考えている」。むむむむむ...。で「遠く離れているからといって必ずしも被曝量が少ないわけではない」となれば...
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110317001&expand#title

騙されて死ぬのはやだよねえ。原子炉って外から水かけて冷えるもんなのかね。冷却装置が回復するまでのツナギなのか、あの方法で完全冷却可能なのか。冷却不能とわかって、作業員が総員退避したら、どうなるのか。「安全だ」って割に、東電は作業員退避を申告してるっていうし。落ち着けるわけがない。

原発事故に巻き込まれるのって自己責任なの??
僕はあんなもの作った覚えはないが。

「杞憂」っていうけど、天は落ちてこないけど、炉心は吹っ飛ぶからねえ。

逃げ出さない」っていうのがステータスなのか? 「エヴァンゲリオン」に洗脳されすぎだろ。碇シンジくん気取りなら、選択肢は、ふたつだけ。
1)正体不明の使徒になすすべもなく殺される
2)意図不明な人類補完計画に巻き込まれて「おめでとう」「ありがとう」と口走りつつ消滅する。
選択肢はふたつだが、行き着く先は同じ。
いや、それよりなにより、「東京から逃げない」ってどういうこと?
東京は被災してないよね?
「私は逃げない、最後まで残って使命を果たす」じゃなくて、「被災してないから通常業務」ってだけの話だ。



ただ放水量は数十トン単位にとどまり、「焼け石に水」との指摘もある。住田健二(すみた・けんじ)大阪大名誉教授は「放水だけで効果があるかは極めて疑わしい。

http://www.47news.jp/47topics/e/201393.php

森崎東監督「生きてるうちが花なんよ死んだらそれまでよ党宣言」が見たい。
原発ジプシーとストリッパーの物語。
放射能なぞなんともない」と粋がって防護服なしで作業にあたり、深刻な被爆後遺症に悩むのが原田芳雄の役柄だったっけ。
「あいちゃんですよ〜! ごはん、たべた〜?」と倍賞美津子が叫ぶシーンばかり覚えている。
http://movie.goo.ne.jp/movies/p17583/story.html



原発の冷却システムがダウンしたため、放水車の使用や上空からの水の投下で原発を冷却することを検討した日本の対応に強い疑問を示し

http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031701000129.html



米政府は菅政権に対し『大量の放射能漏れを隠している』との懸念を持っている

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110318/plt1103181529003-n1.htm

追記:
ZAKZAKの記事は、完全な捏造記事だそうだ。

放射能パニック隠蔽政府にヒラリー激怒」「ヒラリーが菅首相に強い不快感」と書かれていますが、同種の記事は英語サイトで検索しても見つかりませんでした。ヒラリーがテレビで言ったとする発言も「日本の情報が混乱していて信用できない」「米国独自の調査で判断する」だけで、首相への直接批判ではありません。

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20110320
実害を蒙った訳でもなし、金出して新聞買った訳でもないんだが、なんかハラ立つ。


「自己責任」と「おかみのいうことにくちごたえするな!」が同義だということをいまさらながら感じている

「安全である」=「放射線被曝の危険はない」って意味のようだ。
で、その範囲が各国で異なる。
1) いちばん楽観的なのは日本政府で、「原発から30km範囲外」
2) 次が英国大使館で、「原発から50km範囲外」
3) 米国大使館は、「原発から80km範囲外」
4) 独仏大使館は、「日本列島の外」。

しから、これは、飽くまでも、「放射線被曝」の問題。原発から飛び散る「放射性物質」による被曝の方は、わからない。少なくとも日本列島内で逃げ回っていても無意味だそうだ。

なんとも不安。ヘリでの放水見るまで、内部の冷却装置は動いていて、このまま冷却可能だ、っていうような話だったんだもんね。完全に壊れてるとなれば、全然話は違ってくるよね。どっかで作業員総員退避するんだろうなあ。そしたら....。

東芝原子炉設計者の後藤政志さん
原子力資料情報室 福島原発の現状と予測②(メルトダウンについて)

炉心溶融は起こっている、起こっていない訳はない」「水をかけるのは危険である。しかし、再臨界を防ぐために行っている」

メルトダウンの仕組み

(スティーヴン・クロール/カイアンダーズ・センブラー「反原発現代書館 1981)


核恐怖の小説、ひさしぶりに読み返してみようか。ティム・オブライエン「ニュークリア・エイジ」か、大江健三郎「洪水は我が魂に及び」辺りかな。




反原発 (FOR BEGINNERSシリーズ イラスト版オリジナル 4)

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ニュークリア・エイジ (文春文庫)

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洪水はわが魂に及び (上) (新潮文庫)

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洪水はわが魂に及び (下) (新潮文庫)

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