腎不全入院四週間(十二日目)

2月8日(月)

余りに喧しい患者は、ナースステーションに隔離されるんだが。ナースステーションの方から「死にたい〜、死にたい〜」とじいさんの叫び声。死ぬのは構わんから静かにやってくれ。☆iPadで本読めるようになれば、暗がりでも灯りナシで読書できる。☆それにしても気になるのは、バッテリーの持ちだよな。最低でも一日はもってもらいたいもんだが。無理だろな。



モンブランのマイスターシュトゥック149を壊してしまったようだ。仕方ないよな。モンブラン、安っぽいブランドになっちゃったので、次買うのはペリカンにしよう。☆島尾敏雄「死の棘」を読む。☆@tamunade_ane 折れましたね。暗がりでの出来事でよくわかんないんですが、落としたのでしょう。モンブランへの愛着なくなってたところなんでちょうど良い機会かも。

血圧205/165

朝食

ジャガイモにんじんアスパラガスのスープ無塩食パンマーガリン桃の缶詰トマトジュース

夜中に「死にたい〜、死にたい〜」と叫んでたじいさん、元東大教授の農業経済学の金沢夏樹のようだ。まったくインテリさんはよぉ。☆退院予定日、来週水曜以後のようだ。☆透析用のシャントを作ると左手に腕時計巻いてもいけないんだ。手塚治虫の「シュマリ」みたいに左手に包帯巻くか。☆懐中時計使おうか。☆万年筆と懐中時計を取りに家に帰りたいが、午後に血管エコーが予定されてる。

註:金沢夏樹 かなざわ-なつき
大正10年7月27日生まれ。東北大助教授などをへて,昭和37年母校東大の教授。農業政策,農業経営を研究し,農政のあり方に提言をおこなう。57年日大国際地域研究所長。平成22年9月22日死去。89歳。秋田県出身。著作に「稲作の経済構造」「農業経営学講義」「農業と農学の間(はざま)」など。


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昼食

蕪の煮物ジャガイモタマネギの煮物ほうれん草入りの吸物振りかけご飯

人工透析のビデオを見る。

血管エコー、シャント手術の説明

夕食

野菜の天ぷらオクラのおひたし味噌汁ふりかけごはん

やっぱり「聖書」が読みたいので、家へ取りに帰る。田川建三訳で福音書パウロ書間。聖書と一緒に万年筆と懐中時計も。インク瓶も忘れず。

血圧193/122



深夜に目覚める。今日は病棟が静か。聖書を繙く。但し、田川建三訳で。