0)
「そこまでやるんだ」。
ここまでくると感動してしまう。現実の悪者ってここまでワルなんだ。
1)
Kuni Photo Blog 「金の亡者たち 2009-04-30 10:13:14」
そういえば先週のトリビューンの大解雇のあと、トップの連中はリストラで浮いた金でヌケヌケと1千4百万ドルのボーナスを申請したそうだ。
なるほど。只で汚れ仕事はしないということか。産業資本主義の理にかなった処置なんだから、ボーナスは当然とも言える。
2)
日本政府は失業した日系人を送り帰そうとしているようだ。
「今いらないから帰って」。
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20090504
<帰国支援金> 厚生労働省が4月から実施。申請者本人に30万円、家族に20万円を支給。国が旅行会社などに直接航空機代を振り込み、残金は帰国後、母国の金融機関に米ドルで振り込む。日本国内では受け取れない。受給すると就労制限がない日系人としての資格が消滅し、再入国が難しくなる。
失業対策に金を使うよりは、帰国支援に使った方が安いってことだろう。同様のものが欧州にもあって、チェコではモンゴル人などが主に対象になっているそうだ。
記事は、いずれ景気が回復したらまた移民の力が必要になるであろうこと、およびそのことをチェコ当局者も認識していることを指摘している。
「今いらないから帰って。またいるとき呼ぶから」。
これまた、グローバリゼーションとかポストコロニアル時代の理屈にはあってる。
3)
どちらの理屈からも抜け落ちてるのが、「人間」か。
鬱陶しいとか忌避してないで、「人間論」とか「主体性論」とかやらなきゃいかんのかね? サルトルあたりで勘弁しといて貰うか。