そこを社会のみなさんに理解していただきたい

――野田さんたちはこれからどうすることになるんですか。

野田 僕は新代表として、社会と教団との溝を埋めたいと考えています。当面は自分の判断でマスコミの取材を受け、自分の考えを表明していきます。
 アーレフ広報部は現在A派ですから、僕とのコミュニケーションは今のところできていないし、荒木は広報対応、マスコミ対応をしていません。言いたいことだけホームページに一方的に書いて、マスコミからの質問には一切回答しない。それではまずいと思うんです。あれだけの事件を起こした教団なのだから、社会には教団に対して「何をやっているのか」という不安があると思います。結局、相手が何を考えているかわからないから、非常に警戒し、不信感が募る。
 教団と社会との間に、かなり修復が困難な広い溝ができてしまっているのは事実です。僕は、そこに少しでも橋渡しをさせていただきたいと思っています。  今回の分裂の後も教団に残っている信者は、狭い世界に引きこもっている宗教ニートみたいな人たちで、うまく社会に適応できない。だからと言って何か悪いコトをするということはなく、単に閉じられた集まりの中で考え方の合わない奴らを村八分するという、その程度なんです。そこを社会のみなさんに理解していただきたいですね。

雑誌「創」5月号掲載インタビュー
宗教団体アレフ新代表 野田成人のブログより


(インタビュー前半部分は、こちら