札束携行の上、ご来場ください(クレジットも承ります)



http://d.hatena.ne.jp/ykazutaka/20061225

昨日竹橋 01:20
東京国立近代美術館に「写真の現在3 臨界をめぐる6つの試論」を見てきました。人間関係が近いという事を考慮しても向後君の作品がとても印象に残った事と、伊奈さんの作家であろうとする矜持を作品から感じたのでとても気になっています。この展示を見たことによって東北沢で感じたもやもやの素をここに書くべきかどうか揺れている所ですが、たぶん書かないと思います。

「もやもや」の中身には興味がないが、原因ははっきりしている。
「買わなかった」ことが原因だ。そもそも買うつもりでもいかなかったことが。

国税中から出された文化活動の予算が流れ着いたところで独立行政法人が運営している「”国立”美術館」(もはや「国立」ではないのだが)ならば、「見る」ことで心が満たされて然るべきだろう。そのための施設なのだから。しかし、「雅/山」が開催されているギャラリーは、国家文化行政の恩恵に微塵も与っていない。従って、「国民である」というだけの理由では活用することができない。やはり、営利目的のテーマパークなのだから、金を出す必要がある。展示の主催が、「ギャラリー/カフェ」にあるなら、カフェに金を出した時点で、楽しむ権利が生じている。しかし、今回の資金元は、100%作家たちだ。作家たちにむけて、金を払わねば、面白いも面白くないもない。球場の歓声だけ聴いて、野球が面白いとか面白くないとか言っているようなものだ。

「国立水族館」と「生け簀付き鮮魚店」くらいに双方は違うのだ。鮮魚店の善し悪しは、魚を買ってみなければ、わかる訳もない。
来場する時には、札束くらい携行するように。(クレジットも承ります)

吉田和貴様
忘れてた。30日まで開催してます。買いにおいで。読売新聞阿佐ヶ谷サービスセンターでセールス・トークの修行をした山田大輔が、2時間でも3時間でもでお相手致します。いや、買っといた方がいいって、今が買いなんだから。
:なんでも阿佐ヶ谷SCは、宅配新聞の押し売りシステムを始めた元祖なんだとか。まあ、本人たちが言うんだから間違いなかろう。)

吉田和貴様
http://d.hatena.ne.jp/ykazutaka/20061226
いやいや、わかってる! わかってるって! 本当は欲しいんだ、本当は欲しいんだから、あなたは! 自分ではわかってないだけなんだから! そんなに買いたいんだ? いや、その「興味がない」って謙遜する辺りに、購買意欲がみえみえなんだから。売ったげるから、売ったげるから。今、手持ちがないなら、クレジットでもいいって! そうは言っても絶対に買えば、もやもやは消えるから。こればっかりはやってみてはじめてわかるんだから。買いましょう、買いましょう。な?