クライマックスではなく、感情の強度と持続こそが


mixiから)
☆歯医者。歯茎の下をひたすら掻爬される。45分くらい。
まるきり関係ないのだが、「ああ、フィスト・ファックってこんな感じでつづくのかも・・・」と思った。快感に結びつく訳でもなく、苦痛と紙一重ながら、こちらの肉体の破壊を目論む訳でもなく、絶頂を迎えることもなく、えんえんとつづく行為。

オーガズムによる性的緊張の弛緩を目指して、目的論的に突き進んでいく行動ではなく、時間をかけて続くプロセス―――ゲイル・ルービンが述べるように「身体のもっとも弾んだ締まった筋肉の一つをたぶらかさないといけない技芸」なのである。クライマックスではなく、感情の強度と持続こそがなによりの価値を持つ。このプロセスはしばしば数時間にも及び、どちらのパートナーも達さない―――どころか(男性の場合には)勃起を保てない場合さえある。受け身側の男性パートナーが、勃起しないで達することもある。こうした訳でフィスト・ファックをおこなる人々はそれを、セックスではなく、一種の「肛門のヨガ」として語ってきた。

デヴィッド・M・ハルプリン「聖フーコーASIN:4872333268

「歯茎のヨガ」かもね。もしくは専門知識と心底の信頼関係を必要とする新たなる性戯? 可能性としてはありだよなあ。医療の場合は、麻酔を必要とすると施術なんだけど。
 


 と、ばかなことを考えているとは、歯科衛生士さんは思いもよらなかったと思うけど、考えてました。