和田義彦/吾妻光良の盗作


mixiから)
☆渋谷・クワトロで吾妻光良とスウィンギングバッパーズのライブを観た。

☆でも前日、「和田義彦」を調べてたら、徹夜してしまった。http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200605/sha2006052905.html
 しかし、誰が悪いって、あの絵を芸術選奨の文科大臣賞に選ぶ人間が悪い。イタリアの三流画家の完全模倣が大臣賞ってことは、大臣賞は世界標準にはまるであってないってことだよね? 「英検」みたいなもん? 「学歴」みたいなもん? なんなんだよあの絵? 売れなかった時代のピカソだよ。凡庸な古典主義画家だった頃のビンボー・ピカソのマネっ子。んなもんを評価するなよ。恥ずかしい。二十一世紀だよ?
 文化行政がやる気がないことはわかってたけど、ほんとに日本を二流の地にしたいのだねえ。ベースボールにおけるプロ野球の位置。この地に一流はいない。リーグ全体が実はメジャーの二軍。「プロ野球の向上」を考えてるなら国籍枠をとっぱらうしかないのに。
 本気で行政でもって文化の向上を考えてるなら、国籍枠をとっぱらって審査していくしかない筈。世界の凶暴な市場にさらされないことがわかっているから、外国のマネっこがいまだに出る。然も真面目に評価される。恥ずかしい。

吾妻光良&スウィンギングバッパーズの新作には、「盗作」を入れるのだそう。「カバー」でも「オマージュ」でもなく「盗作」! 昔のバンドマンたちは、みんな盗作をしてたから、それをまねてみるってことみたい。なるほどね!それはアリだよね。「笑える」し。
 バッパーズは、 はじめっからドメスティックな二流バンドをめざして、「片手間に音楽」を謳い、二十世紀初頭アメリカの二流音楽をコピーして替え歌にして笑いをとりたいバンド。でもその実は"文化産業"勃興期のアメリカの低俗音楽をよくよく調べ抜いた上での批評的な行為にもなってる。
 
☆なんで吾妻光良は赦せるかなあ? 恥ずかしいし、とるに足りない音楽だけど、冗談と愛嬌があるからかな? 和田義彦も愛嬌があって冗談の分かる二流イラストレターであることを謳ってれば、よかったんだろうに。二十世紀ヨーロッパの新古典派スタイルの批評にもなってるお笑いとか。笑えないもんね、あの絵。色が汚いし。暗いし。深刻そうにしてて浅薄だし。
 
和田義彦は「セクハラ」と「ぱくり」を主題にした新作を準備するべきだと思う。それができれば、評価は逆転するかも。まあ、出来ないだろうけど。「やらない」じゃなくて、彼には「できない」んだと思う。

☆しかし、スギ氏も和田氏も・・・。二十一世紀にああいう半端な新古典主義なのか後期印象派のパクリなのかわかんないような汚らしい絵を描くのってどういう了簡なんだろう?
 なにより不勉強で頭悪いんだろうけど。
 ホックニーとかカッツとかって色が綺麗だし、タッチが綺麗だもんね。


(↑の写真は、とある映画のワンシーンの無断複製です)