AV女優のように身体全身つかって雄叫びをあげて涙して


銀杏BOYZ峯田和伸が、「AV女優のように」と書いていた。
http://blog.livedoor.jp/koi_to_taikutsu/archives/2008-01.html

終演後に楽屋でウクレレえいじ氏に頂いた90年代後半〜2002年もののAV4本をDVDデッキに差し込みながらうつろな目をして考えてたの。
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今、ブラウン管には男優・加藤鷹さんの手によって大量の液体を局部から吹き飛ばす及川奈央さんの泣き叫ぶ顔が映し出されている。度を越した快感と恥辱にさらされて顔を歪め、細く白い身体が震えている。
ああ、もう。あああ もう。

トンネルを抜けると、そこは雪だった。川端康成。セックス。骨折。感電。流血。打ぼく。
こんにちは30歳。
AV女優のように、身体全身つかって、雄叫びをあげて涙して、汗もよだれも性液も撒き散らし、理性と戦い野性を守る、そんな人間になりたいよ。AV女優のように。女の子があんなにがんばってんだ。僕もやんなきゃ。

しかしねえ・・・。やはり身体はこわがるんだよなあ。
恐怖に身を曝しつつ、AV女優のように捨て身で理性と闘い続けるか、さもなくば、安全なところでほどほどの妥協をしつつそれっぽいだけのストリップでこなして行くか。
この辺りでなんかのラインは引かれるんだろうが、基本安定した安全なパフォーマンスでそこそこ稼げることを選ぶよなあ。
理性の側からの底意地の悪い復讐は、ほんとうに恐いものだしね。

肉体的な衰えと病気の進行を実感しつつ、AV女優のように身体を張り続けるっていうのは、結構、酷になりつつある41歳。

でも、あれか。バカボンのパパは、41歳でも理性に勝利しつづけてたよな、と鼓舞してみる。

"it was the only way".