Justice Vs. Power - Chomsky Vs. Foucault

01

http://www.youtube.com/watch?v=hbUYsQR3Mes
02

http://www.youtube.com/watch?v=VXBfOxfmSDw
「人間的本性について―――正義対権力」
N・チョムスキーとM・フーコーの討論。
オランダのTVによる、フランス語と英語による討論。
1971年9月にアイントホーヘン高等技術学校にて収録。
ミシェル・フーコー思考集成V 1974-1975」(筑摩書房)所収。


mixiから)
フーコーが動くところも見れた! こういう喋りだったんだ!
 金属質の耳障りのする声で夢も希望もない話を露骨にするし、落ち着かなげにそわそわ動くし、歯はせせるし、ほんとにサルめいてとびあがってキャッキャと笑うし・・。
へー、こういう人だったんだ。
 「ミシェル・フーコー思考集成V」を読むと、TVでカットされたやりとりがわかる。 この番組では、かなり削ってある様子だけど、フーコーが、司会の長髪顎髭氏を小馬鹿にするように絡んでる。それを踏まえて、最後の「私の反論の持ち時間はどのくらいありますか?」「二分です」「二分!(笑)それはあまりに不正な!」というやりとりがあります。
 あと、フーコーの発言に対して、チョムスキーが「同意しません」「同意できません」とたびたび異議をはさんでた様子。
 紳士で真面目なチョムスキー。行儀悪くケタケタ笑うえげつないフーコー。映像で観るとはっきりわかる。


ミシェル・フーコー思考集成V 1974-1975」所収の文章とつきあわせてみると、なんか余りにinjustに編集されてる!
チョムスキーアナルコ・サンディカリズムについての発言等が思いっきり削られてしまっていて、甘ったるい部分ばかりが残っている。
フーコーの「人間は、正義だから戦うのはありません。勝つために戦うのです」といった発言もなくなっているし。